2020年3月9日月曜日

オーガニックエコフェスタ2020栄養価コンテスト受賞者紹介


一般社団法人

日本有機農業普及協会

Japan

Organic  farming

Association




 一般社団法人日本有機農業普及協会(JOFA)主催の「栄養価コンテスト」の結果発表は、オーガニックの聖地とよばれている徳島県小松島市ミリカホールにて2020年2月23日(日)正午12時より行われました。


本年の栄養価コンテテスト募集期間は、2019年2月1日~2020年1月31日まで。途中、6月15日~8月15日の期間に夏のキャンペーン、10月15日~11月15日に秋のキャンペーン、12月15日~1月31日まで冬のキャンペーンを開催し、参加費用を割引にしました。


参加者数は254名、参加検体数は421点、品目数は101品目となりました。多くの方のご参加をいただき、ありがとうございました。


はじめに、このチャートの説明をしたいと思います。



まずは、このレーザーチャートの見方の説明する必要があるでしょう。緑色がその野菜の平均値。赤色が検体の値。この緑の平均値は検査機関である株式会社メディカル青果物研究所(デリカグループ)さんの元へ集められた野菜のデータを元にしています。よって、良い野菜が集まれば、集まるほど平均値は自然と高くなることになります。




検査項目は、①糖度、②抗酸化力、③ビタミンC、④硝酸イオン、⑤食味の5つ項目です。硝酸イオンは味としてはえぐみや苦みとなります。抗酸化力は、酸素呼吸を行う生物にとっては、避けてはとおれない活性酸素を除去してくれる成分です。呼吸をすることによって、または、さまざまなストレスを受けることによって、細胞内に発生する活性酸素は、わたしたちの体の細胞を酸化し、老化していってしまいます。活性酸素で遺伝子が傷ついた場合はガンの原因にもなります。抗酸化物質は、その老化の原因である活性酸素を除去できる成分です。

わたしたちが野菜を食べる理由、それは「わたしたちの心身の健康のためと」はわかっていまはいますが、では、野菜を食べると具体的に体はどう健康になるなっていくのか?について答えることができる人は少ないと思います。野菜に含まれるビタミンやミネラルなどが、私たちの体の中で毎日発生し細胞を老化させている活性酸素を除去し、細胞を健全な状態に保ってくれている。「野菜を食べないと老化する。野菜を食べると若返る。」というと言い過ぎかもしれませんが、逆に実際に実感されている方も多いのではないでしょうか?

栄養価コンテストでは、DPPH法にて抗酸化力を調べてします。この方法は、人工的につくった活性酸素に、野菜をしぼった汁をかけて、人工の活性酸素が除去される時間を調べて、抗酸化力を計測しています。黒紫の試薬が透明になるまでの時間を測って、抗酸化力を換算しています。



栄養価コンテストでわかってきたこと。それは、傾向として、硝酸イオンが多い野菜は、糖度もビタミンCも抗酸化力も低くなる傾向があるようです。


逆に、硝酸イオンが少なくなると、糖度もビタミンCも抗酸化力も高くなる傾向があるようです。

窒素は植物にとっては細胞をつくるために必要不可欠な栄養成分ですが、空気中の窒素ガスは利用できません。土の中から根によって窒素を吸収するしかないのです。窒素にもいろいろ種類があり、硝酸は、その窒素の中でも、酸化された窒素で、化学肥料の成分でもあります。

野菜栽培に化学肥料を使わなければ、野菜内の硝酸イオンの値は下がると考えらえていましたが、実際にはそうでもないようです。化学肥料をまったく使用しない有機栽培においても、栽培方法によっては、硝酸イオンが多くなってしまうことがあり、結果として栄養価が低くなることもあるようです。また逆に、硝酸イオンをぐっと低く抑える栽培技術をもっている生産農家さんでは、糖度・ビタミンC・抗酸化力をぐっと高めた野菜を安定的につくることもできるようになってきています。

硝酸イオンを抑えることができる栽培技術を知っているかいなか?また、知っていても、実際に栄養価を高めるという結果に結びつけることができているかどうか?そこがこのコンテストの勝敗を左右しているようです。


日本有機農業普及協会は、栄養価コンテストの開催を通じて、栄養価コンテストを通じて集められたデータを基に、栄養価の高い作物を、安定的につくるための土つくり技術・栽培技術の開発を行っています。また、その技術の普及を通じて「野菜を食べる方の心身の健康」を支えていくことが、これからの農業者の使命と考え、農業技術者の育成を行っています。

では、いよいよ栄養価コンテスト2019の結果発表です。今年は、30部門に部門別最優秀賞または優秀賞を、そして特に栄養価の成績が優秀と考えられる5点について優秀賞を贈ります。
人参部門には63点の応募がありました。その中から特に成績のよかったものを12点ノミネートします。緑色の四角が全国平均の栄養価の値、赤色の四角が参加者の栄養価の値となります。参加者の値が多くなるほど、緑色の四角を内側に小さく押し込むようになります。




まずは抗酸化力について、愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんの京くれないが1位で24.9。千葉県の宮城清司さんのらいむ5寸が2位で17.5。徳島県の有近幸恵(海陽町元気農業研究会)さんの金美が3位で12.2。愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんのTCH-791が4位で11.2。兵庫県の狭間健治(NF farm)さんのひとみ5寸が5位で10.4。以上5点が抗酸化力を10.0を超えたもの。

千葉県の椿幸久の京くれないが6位で9.9。愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんのアロマレッドが7位で9.4。三重県の小椋友広さんのライム5寸が8位で9.2。愛媛県の越智省司(小松農園)さんのアロマレッドが9位で9.1。以上が抗酸化力が9.0を超えたもの。


ビタミンCについては、愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんの京くれないが1位で11.4。愛媛県の丹下隆一さんのアロマレッドが2位で10.2。東京都の山川敬記 山川農園さんのアロマレッドが3位で10.0。三重県の市川祐基さんのアロマレッドが4位で9.7。富山県の有限会社さくさく村の人参が5位で9.4。愛媛県の越智省司(小松農園)さんのアロマレッドが6位で9.3。以上6点ががビタミンCで9.0を超えたもの。

硝酸イオンについては、富山県の有限会社さくさく村さんの人参。愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんの京くれない。岐阜県の雲英顕一(株式会社ありがとうファーム)さんの黒田五寸人参。の3点が10.0というもっとも低い値。続いて25以下のものが3点。徳島県の有近幸恵(海陽町元気農業研究会)さんの京くれないが13.7。兵庫県の狭間健治(NF farm)さんのひとみ5寸が22.0。愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんのTCH-791が22.8。


糖度については、徳島県の有近幸恵(海陽町元気農業研究会)さんの京くれないが1位で9.7。新潟県の関根孝志さんの京くれないが2位で9.6。広島県の農事組合法人戸山の郷中王(石井裕二)さんの京くれないが3位で9.5。千葉県の農業実践教室(高橋由希)さんのはまべにが4位で9.3。愛知県の出口崇仁さんの向陽2号も4位で9.3。千葉県の椿幸久京さんの京くれないが6位で9.1。以上6点が糖度で9.0を超えたもの。

食味について、5に選ばれたものは6点。徳島県の有近幸恵(海陽町元気農業研究会)さんの京くれない。「やや水分が少ない堅めの食感で、濃厚な甘味と深いコクがあり色みも綺麗で、人参らしい青味もしっかりと感じ、後味に旨味の余韻が残って非常に美味しい。」
千葉県の椿幸久さんの京くれない。「赤みが非常に綺麗でポリポリとした硬めの食感で歯切れが良く、コクのある甘味と旨味が濃くてバランスが良く、ニンジンの青い風味が鼻に抜けて非常に美味しい。」 愛媛県の越智省司(小松農園)さんのアロマレッド。「コリコリとした食感で、青味は控えめで強い甘味と旨味を感じ、人参の風味が口に広がり非常に美味しい。」富山県の有限会社さくさく村さんの人参。「コリコリとした食感で、青味は控えめで強い甘味と旨味を感じ、人参の風味が口に広がり非常に美味しい。」 愛媛県の池田一夫(いけちゃん農園)さんの京くれない・TCH-791。京くれないは「鼻から抜けるニンジンの風味が口に広がり、噛む程に甘味を感じて、同時に強いニンジンの青味を感じて味が濃く、水分が少なめのやや硬めの食感だが美味しい。」TCH-79は「コリコリとした水分が少なめの食感で、まろやかな甘味と旨味を感じて美味しい。」



人参部門の最優秀賞は、愛媛県のいけちゃん農園の池田一夫さんの京くれないです。糖度は平均値をわずかに超えるだけでしたが、抗酸化力は20を超えて24.9は1位。平均値の3.4倍。ビタミンCの11.4も1位。平均値の1.5倍。硝酸イオンも10.0と検出の限界に近いほど低く抑えています。食味は「鼻から抜けるニンジンの風味が口に広がり、噛む程に甘味を感じて、同時に強いニンジンの青味を感じて味が濃く、水分が少なめのやや硬めの食感だが美味しい。」ということでした。



黒人参部門の最優秀賞は、これも愛媛県いけちゃん農園の池田一夫さんです。やはり糖度が低いですが、抗酸化力は平均値の2.2倍の872。ビタミンCは平均値の2.1倍の71.0。と非常に良い成績となりました。糖度が低いのは取り遅れの可能性があります。締め切りギリギリまで寒さに当てて、栄養価を上げようとしたのではないかと推測されます。
玄米部門の参加者は50件です。ノミネートは8件です。


玄米参加者50名のデータを抗酸化力の高い順に並べてみました。糖度の平均値27.5を超えた方は、35名。これに対し、抗酸化力の平均値33.7を超えられた方はわずかに13名でした。

玄米の場合、硝酸イオンとビタミンCが検出限界値以下になるため、左の硝酸イオンの代わりにタンパク含有量。下のビタミンCの代わりに水分量を計測し、表示してあります。

まず、抗酸化力について、熊本県の渡辺義文さんの穂増が49.9で1位。 兵庫県の前田遵詞さんのミルキークイーン2点は、両方とも優秀です。45.1で2位。40.5で4位です。 熊本県の八反田慶介(くまもと有機の会)さんのヒノヒカリで43.4で3位。 愛媛県の岡田修(岡久園)ハッピーヒルが40.1で5位。以上40を超えたものは6点のみでした。


糖度について、岡山県の重軒浩満さんのヒノヒカリが32.2で1位。 群馬県の山口俊樹さんのさわぴかりが36.6で2位。 兵庫県の前田遵詞さんのミルキークイーン2点は31.5が3位。30.7が5位。徳島県の株式会社アンテグラル(山田孝治)さんの漢方栽培あわみのりが31.3で4位。 徳島県のオーガニックファーム那賀川株式会社(近藤時茂)さんのコシヒカリが前田さんのミルキークイーンと同じ30.7で5位。

食味が5であったのは7点。 熊本県の八反田慶介(くまもと有機の会)さんのヒノヒカリ。「プチプチと小粒な食感の舌触りが良く、クセのない濃厚な米の風味を感じ、さっぱりとした甘味と旨味があって非常に美味しい。」 兵庫県の前田遵詞さんのミルキークイーン2点。「もっちりと粘り気のあるぷちぷちとした食感で、玄米らしい風味を強く感じ、噛む程に甘味と旨味が出てきて味に深みがあって非常に美味しい。」「粘り気のあるぷちぷちとした食感で、鼻から抜ける玄米の風味が香ばしく、甘味と旨味も強く感じ非常に美味しい。」 愛媛県の岡田修(岡久園)さんのハッピーヒル。「もっちりと弾力のある食感で、玄米の良い風味が後味までしっかりと残り、旨味も感じて非常に美味しい。」

岡山県勢は食味5が3点もあります。 岡山県の重軒浩満さんのヒノヒカリ。「ふっくら、もっちりとした食べ応えのある食で濃厚な玄米の風味を感じ、コクのある甘味が口に残って非常に美味しい。」 岡山県の株式会社Fullbackさんのコシヒカリ。「粒感がしっかりしていて粘り気も程よく、クセのない玄米の風味とほんのりと感じられる甘味があって非常に美味しい。」 岡山県の藤田仁志のヒノヒカリ。「小粒で柔らかく、水分がやや多めの柔らかな食感で、噛む程に甘味が口に広がり、玄米の風味がく、玄米の香ばしい香りも口に残って非常に美味しい。」



玄米部門の最優秀賞は、熊本県(有)渡辺商店の渡辺義文さんの穂増です。抗酸化力が他のものよりも頭一つ跳び抜けていました。抗酸化力49.9は平均値の1.48倍です。食味については「粒が大きく、モチモチとプチプチが合わさった食感で、香ばしい玄米らしい香りが良く、甘味と旨味もバランス良く感じられて美味しい。」とのことでした。
イチゴ部門の参加点数は25点。そのうちノミネートされたのは9点。



まずは、抗酸化力について、広島県の西日本高速道路エンジニアリング中国㈱(小橋治実)さんのおいCベリーが320で1位。 山口県の林洋輔(かんたまさん)さんのさちのかが281で2位。 広島県のナチュラルファームタニグチ(谷口博紀)さんのタカノプリンセスが277で3位。 徳島県の木下芳臣さんのさちのかが274で4位。山口県の有海塁(JA周南イチゴ部会)さんのかおりのが266で5位。 岡山県の河合いちご(河合秀雄)さんのよつぼしが258で6位。同じく、岡山県の河合いちご(河合秀雄)さんのおいCベリーが258で6位。 京都府の伊達正将さんの章姫が252で7位。抗酸化力が250を超えたのは、この7点だけでした。



糖度については、広島県のナチュラルファーム(谷口博紀)さんのタカノプリンセスが16.9で1位。 大阪府の岸田崇(岸田の畑)さんの紅ほっぺが13.3で2位。 三重県の倉野佳典(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)さんのかおり野が12.7で3位。 福島県の永島幸俊(自然農法無の会)さんの紅ほっぺが12.6で4位。 山口県の有海塁(JA周南イチゴ部会)さんのかおりのが12.4で5位。 京都府の伊達正将さんのかおり野が11.6で6位。 茨城県の菅谷利男さんのととおとめが11.6で同じく6位。糖度が11.0以上の方は以上の7名。 

広島県の西日本高速道路エンジニアリング中国(株)小橋治実さんのおいCベリーが10.9
徳島県の木下芳臣さんのさちのかと京都府の河合いちご(河合秀雄)さんのおいCベリーが10.7でこれに続いています。



ビタミンCについては、岡山県の河合いちご(河合秀雄)さんのおいCベリーの109で1位。 広島県の西日本高速道路エンジニアリング中国㈱小橋治実さんのおいCベリーが107が2位。 山口県の有海塁(JA周南イチゴ部会)さんのかおりのが95.3が3位。 広島県の谷口博紀さんのタカノプリンセスが90.1が4位。 徳島県の木下芳臣さんのさちのかが86.9が5位。 岡山県の河合いちご(河合秀雄)さんのよつぼしが80.5が6位。岐阜県の西脇和幸さんの紅ほっぺが80.5が同じく6位。福島県の永島幸俊(自然農法無の会)さんの紅ほっぺが80.1が8位。 以上8名がビタミンCで80.0を超えた方です。

硝酸イオンを15以下と低く抑えることができた方は7件。広島県の社会福祉法人三條会ふれあいライフ原さんの紅ほっぺが5.0で1位。 大阪府の岸田崇(岸田の畑)の紅ほっぺが6.5で2位。 三重県の山本久史(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)さんのかおり野が8.2で3位。 広島県のナチュラルファームタニグチ(谷口博紀)さんのタカノプリンセスが11.2で4位。  三重県の倉野佳典(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)さんのかおりの野が11.7で5位。 岐阜県の出村友和さんの紅ほっぺが12.0で6位。

食味で5の評価を得たのは6件。 大阪府の岸田崇(岸田の畑)さんの紅ほっぺ。「丁度良い熟度で非常に大きく食べ応えのある食感で、いちごの香り強く、口に入れると甘味が広がり、その中に酸味も感じられて非常に美味しい。」 広島県のナチュラルファームタニグチ(谷口博紀)さんのタカノプリンセス。「控え目ながらもしっかりとした酸味が程良く、まろやかなコクのある甘味を引き立てていてバランスが良く、濃厚な味わいで非常に美味しい。」 福島県の永島幸俊(自然農法無の会)の紅ほっぺ。「少し硬めの果肉で、濃厚なイチゴの風味が口の中に広がり、強い甘味と同時に酸味も感じてバランスが良く非常に美味しい。」 岡山県の河合いちご(河合秀雄)さんのよつぼしとおいCベリー。まずよつぼしの方は「甘酸っぱい香りが漂い、甘味と酸味をしっかりと感じてバランスが良く、ジャムのような濃厚な味わいで非常に美味しい。」おいCベリーの方は「とろりとした食感で、甘味と酸味のバランス非常に良く、イチゴの風味が鼻から抜け、濃厚な味わいを感じて非常に美味しい。」 徳島県の木下芳臣さんのさちのか。「ツブツブとした種が口の中で弾け、甘酸っぱい香りがあり、程良い酸味と甘味、旨味のバランスが大変良くて非常に美味しい。」という評価でした。



イチゴ部門の最優秀賞は広島県のナチュラルファームタニグチ(谷口博紀)さんです。糖度は1位の16.9。抗酸化力は3位の227。ビタミンCは4位の90.1。硝酸イオンの低さは4位の11.2。食味の評価5を得た6件のうちのひとつ。糖度は平均値の1.64倍。抗酸化力は平均値の1.38倍。ビタミンCは平均値の1.29倍。という非常に優秀な成績でした。味の評価は「控え目ながらもしっかりとした酸味が程良く、まろやかなコクのある甘味を引き立てていてバランスが良く、濃厚な味わいで非常に美味しい」と好評でした。
夏の大玉トマト部門は4件の参加があり、ノミネートは3件です。


抗酸化力について、愛媛県のvegeフルや(古谷栄樹)さんの桃太郎ヨークが33.0で1位。徳島県の坂東明文さんの桃太郎が31.5で2位。 新潟県のほーりーふぁーむ(堀口典幹)さんのひなたが30.1で3位。

食味が5であったのは2件。徳島県の坂東明文さんの桃太郎は「完熟した華やかなトマトの香りがあり、甘味とコク、酸味のバランスが非常に良く、ほんのりとしたトマト独特の青い風味もあり、爽やかで非常に美味しい。」新潟県のほーりーふぁーむ(堀口典幹)さんのひなたは「鮮やかな赤色で、瑞々しくジューシーな果汁が口いっぱいに広がり、甘味の中に旨味が感じられ、コクのあるトマトの香りと風味が後味にも残って非常に美味しい。」



夏の大玉トマト部門の最優秀賞は徳島県の坂東明文さんです。糖度の7.4は平均値の1.38倍。抗酸化力の31.5は平均値の1.2倍。ビタミンCの22.1は平均値の1.09倍。硝酸イオンの10.0は検出限界値です。食味については「完熟した華やかなトマトの香りがあり、甘味とコク、酸味のバランスが非常に良く、ほんのりとしたトマト独特の青い風味もあり、爽やかで非常に美味しい。」と好評でした。
夏のミニトマト部門は参加者は8件。ノミネートは1件。

平均値が高くになりすぎているのかもしれません。平均値を超えたのは1件だけでした。

夏のミニトマトの最優秀賞は茨城県の深作農園さんです。品種は地域限定のオリジナル品種とのことです。糖度の8.9は平均値の1.17。抗酸化力の72.7は平均値の1.31倍。ビタミンCの39.7は平均値の1.09倍。硝酸イオンの値は検出限界値の10.0でした。食味については「とろりとした果汁で、コク・旨味を感じ、甘さも程良くてフルーツのような味わいで食べやすく非常に美味しい。」と好評でした。

秋冬の大玉トマト部門は参加数10件、うちノミネートは5件。


抗酸化力について、福島県の佐藤栄祐さんのリンカ409が43.2で1位。 福島県の板橋聡一郎さんのリンカ409が37.4で2位。 長野県の石川誠さんの麗夏が33.4で3位。福島県の板橋聡一郎さんのサンロードが31.8で4位。

糖度について、愛知県の松岡明廣(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)さんの7.2が1位。 福島県の佐藤栄祐さんのリンカ409の6.8と福島県の板橋聡一郎さんのリンカ409の6.8が2位。 長野県の石川誠さんの麗夏の6.7が4位。

食味において5の評価だったのは、福島県の佐藤栄祐さんのリンカ409。「シャキシャキと食感がしっかりとしており、甘味とコクが際立ち、バランスの取れたまろやかな酸味とトマト独特の青い風味も爽やかに感じられ非常に美味しい。」 福島県の板橋聡一郎さんのリンカ409。「甘味と酸味のバランスがとれていてほんのりとしたトマト独特の青い風味も好ましく、甘酸っぱくて良い香りを感じで味が濃くコクが深くて非常に美味しい。」 長野県の石川誠さんの麗夏。「旨味が濃く、トマトの風味を強く感じるコク深い味わいで、酸味と同時にほんのりとした甘味を感じてバランスが良く、香り豊かで、非常に美味しい。」




秋冬の大玉トマト部門の最優秀賞は福島県磐梯町の夢農園さとう(佐藤栄祐)さんです。糖度の6.8は平均値の1.3倍。抗酸化力の43.2は平均値の1.89倍。ビタミンCの31.7は平均値の1.69倍。硝酸イオンは検出限界値の10.0でした。食味については「シャキシャキと食感がしっかりとしており、甘味とコクが際立ち、バランスの取れたまろやかな酸味とトマト独特の青い風味も爽やかに感じられ非常に美味しい。」と好評でした。
秋冬の中玉トマト部門は参加数3件。うちノミネートは2件。


沖縄県の林真弘(ぴりなファーム)さんのフルティカとサンマルツァーノリゼルバ。

秋冬の中玉トマトの最優秀賞は沖縄県ぴりなファームの林真弘さんのフルティカです。糖度の8.2は平均値の1.12倍。抗酸化力の54.7は平均値の1.65倍。ビタミンCの29.8は1.25倍。硝酸イオンは検出限界値にの10.0です。食味については「皮厚く食べ応えのある食感で、鼻に抜けるフルーティなトマトの風味を感じ、濃厚な旨味がしっかりと感じられ、甘味と酸味のバランスが良くて非常に美味しい。」と好評でした。

秋冬のミニトマト部門の参加数は12件。うちノミネートは6件。


抗酸化力について、愛知県の小川浩康さんのあつみちゃんの68.8が1位。 福島県のチャルジュウ農場(小川未明)さんの紅涙の65.2が2位。 愛知県の小川浩康さんのサマー千果の62.4が3位。愛知県の園部訓千さんのTY千果の58.5が4位。 三重県の橋本知幸さんのエコスイートミニの57.5が5位。 三重県のトーヨーフーズ河村さんの千果の57.2の6位。

糖度については、福島県のチャルジュウ農場(小川未明)さんの紅涙の9.8が1位。 徳島県の井口賀夫(ヴェリタス㈱)さんの子鈴Lの9.0が2位。

ビタミンCについては、福島県のチャルジュウ農場(小川未明)さんの紅涙の49.4が1位。 愛知県の小川浩康さんのあつみちゃんの41.4が2位。

食味で5の評価になったものは4件。 福島県のチャルジュウ農場(小川未明)さんの紅涙。「甘味が強く同時に程良い酸味もあり、丁度良いバランスで、トマト独特の青味は控えめで、濃厚なコクを感じて非常に美味しい。」 愛知県の小川浩康さんのあつみちゃん。「とろりとした食感が非常に良く、爽やかな風味もわずかに感じられ、コクのある濃厚な甘味と旨味があり、酸味とのバランスも絶妙で美味しい。」 三重県の橋本知幸さんのエコスイートミニ。「柔らかい食感で、フルーツのような甘味と程良い酸味を感じられてバランスが非常に良く、味が濃厚で非常に美味しい。」 三重県のトーヨーフーズ河村さんの千果。「瑞々しいトマトの風味を感じ、濃厚な甘味と旨味があって全体として味が濃くて美味しい。」



秋冬のミニトマト部門は、チャルジュウ農場(小川未明)さんでした。糖度の9.8は平均値の1.48倍。抗酸化力の65.2は平均値の1.28倍。ビタミンCの49.4は平均値の1.54倍。硝酸イオンは検出限界値の10.0でした。食味については「甘味が強く同時に程良い酸味もあり、丁度良いバランスで、トマト独特の青味は控えめで、濃厚なコクを感じて非常に美味しい。」と好評でした。

抗酸化力について、山梨県の田中千春さんの冬ごのみの161が1位。 兵庫県の中末智己さんの弁天丸の151が2位。 兵庫県の末利公一さんのオシリスの145が3位。でした。

糖度については、山梨県の田中千春さんの冬ごのみの12.0が1位。 山梨県の田中千春さんのサカタまほろばの11.2が2位。 山梨県の株式会社AOB慧央グループのスパイダーZの10.8が3位。 兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんのゴードンの10.3が4位。 兵庫県の末利公一さんのオシリスの10.2が5位。

ビタミンCについて、兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんのゴードンの105が1位。 北海道の佐藤農場さんのクロノスの98.7が2位。 兵庫県の末利公一さんのオシリスの95.8が3位。 山梨県の田中千春さんの冬ごのみの89.4が4位。



硝酸イオンの低いものは、徳島県の佐藤文男(海陽町元気農業研究会)さんのハイドンの189が1位。 兵庫県の末利公一さんのオシリスの224が2位。 山梨県の田中千春さんのサカタまほろばの379が3位。 徳島県の簔手達也さんのオシリスの471が4位。 兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんのゴードンの561が5位。

食味が5の評価になったのは9件。兵庫県の末利公一さんのオシリス。「シャキシャキとした食感で、噛む程に濃厚な甘味が広がり、ホウレンソウの風味も強くて味が濃く、非常に美味しい。」 山梨県の田中千春さんのサカタまほろば。「甘味、旨味ともに非常に強く感じられ、茎は細めだが繊維質も強めに感じ、ホウレンソウの味わいが強くて美味しい。」 徳島県の簔手達也さんのオシリス。「歯ごたえのある食感で、茎部分が非常に甘く、噛む毎に濃厚な旨味が感じられ、ホウレンソウの風味も強くて非常に美味しい。」 兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんのゴードン。「やや水分が少なめの食感で、ほうれん草の風味と濃厚な旨味、甘味を感じて非常に美味しい。」 山梨県の株式会社AOB慧央グループスパイダーZが2件。「葉は柔らかく、茎はシャキシャキとした食感でクセがなく食べやすく、甘味はやや控えめだがさっぱりとしていて毎日食べられる味わいで非常に美味しい。」「葉は柔らかく、茎はシャキシャキとした食感で濃厚だがくどくない甘味・旨味が口の中に広がりえぐみ・青味は感じず、食べやすくて非常に美味しい。」 福島県の金田善洋さんのイフリート。「シャキシャキと食感良く、旨味は口に残り、鼻に抜ける風味も良く、えぐみ少なく食やすくて非常に美味しい。」 山梨県の田中千春さんの冬ごのみ。「肉厚な葉で食べ応えがあるが柔らかな食感で、シャキシャキと瑞々しく、ほうれん草らしい旨味を濃厚に感じ、同時に茎きな甘味があり、非常に美味しい。」 熊本県のくまもと有機の会(東家智美)さんホウレン草。「葉は柔らかくて程良い食感で、濃厚な旨味があって非常に美味しい。」


ホウレン草部門の最優秀賞は、山梨県の田中千春さんです。田中千春さんは、昨年に続きホウレン草部門で2連覇です。田中千春さんの冬ごのみも非常に良かったのですが、平均値との差が非常に大きかったので、11月13日に出品されたサラダまほろばの方をとりました。糖度の11.2は平均値の1.86倍。抗酸化力の87.6は平均値の1.63倍。ビタミンCの75.8は平均値の1.54倍です。食味については「甘味、旨味ともに非常に強く感じられ、茎は細めだが繊維質も強めに感じ、ホウレンソウの味わいが強くて美味しい。」と好評でした。


抗酸化力について、岐阜県の雲英顕一(株式会社ありがとうファーム)さんの東京黒水菜小松菜が207で1位。 山梨県の田中千春さんのサカタきよすみが137で2位。 長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのみなみ小松菜が155で3位。 愛知県の白井倫啓さんの極楽天が109で4位。 山梨県の株式会社AOB慧央グループさんのきよすみが108で5位。

糖度について、山梨県の田中千春さんのサカタきよすみが10.0で1位。 長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのみなみ小松菜が8.9で2位。 山梨県の株式会社AOB慧央グループさんのきよすみが7.3で3位。 茨城県の㈱樫村ふぁーむ(【株】ディーアンドエスグループ)さんの7.2が4位。

ビタミンCについて、岐阜県の雲英顕一(株式会社ありがとうファーム)さんの東京黒水菜小松菜が117で1位。 愛知県の白井倫啓さんの極楽天が99.8で2位。 長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのみなみ小松菜が82.5で3位。 山梨県の株式会社AOB慧央グループさんの81.7で4位。 茨城県の㈱樫村ふぁーむ(【株】ティーアンドエスグループ)さんのひとみ小松菜が72.9で5位。

硝酸イオンを低く抑えることができた方は、岐阜県の雲英顕一(株式会社ありがとうファーム)さんの東京黒水菜小松菜が71.5で1位。 愛知県の白井倫啓さんの極楽天が139で2位。 長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのみなみ小松菜が776で3位。 硝酸イオンが1000以下の方はこの3件だけでした。

食味が最高レベルの5の評価であったのは4件。 長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのみなみ小松菜。「シャキシャキとしたやや硬めの食感で、濃厚な甘味とコクの深い旨味を感じ、コマツナ独特の青い風味が香り、後味にやや辛味が残るもののえぐみは少なくて非常に美味しい。」 愛知県の白井倫啓さんの極楽天。「シャキシャキとしっかりとした歯応えで、旨味が強く感じられて小松菜らしい青い風味と辛味を強めに感じ、水分はやや少なめだが美味しい。」 山梨県の株式会社AOB慧央グループさんのきよすみ。「ねっとりとした濃厚な甘味と旨味を感じ、やや水分が少ないもののシャキシャキ感はあり、風味はさっぱりとしていて、後味に辛味も感じて非常に美味しい。」 新潟県の関根孝志さんのはっけい。「瑞々しく、シャキシャキとした食感で、旨味が濃くて風味良く、青臭さやえぐみが少なくて食べやすく、非常に美味しい。」

小松菜部門の最優秀賞は、岐阜県の雲英顕一(株式会社ありがとうファーム)さんの東京黒水菜小松菜です。平均値の緑の枠を小さく内側に押し込んでいます。糖度の6.3は平均値の1.8倍。抗酸化力の207は平均値の3.8倍。ビタミンCの117は2.7倍。硝酸イオンは71.5は平均値の62分の1です。食味については「シャキシャキと食感良く、小松菜らしい旨味と辛味があり、青味とえぐみが強く、後味まで残る。」と好評でした。
タマネギ部門の参加は10件。このうちノミネートは6件です。


抗酸化力については、兵庫県の堀井隆善さんのトップゴールド305が25.2で1位。 兵庫県の仲野隆行さんのアリオンが24.1で2位。 栃木県の福田正英さんのケルたまが15.2で3位。 徳島県の坂東明文さんの貴錦が13.0で4位

糖度については、兵庫県の仲野隆行さんのもみじの輝が10.6で1位。 兵庫県の堀井隆善さんのトップゴールド305が8.8で2位。 兵庫県の有限会社ワタミファームさんのタマネギが8.7で3位。

ビタミンCについては、兵庫県の堀井隆善さんのトップゴールド305が29.3で1位。 兵庫県の仲野隆行さんのアリオンが18.4で2位。 栃木県の福田正英さんのケルたまが10.7で3位。


食味が最高の5の評価を得たのは2件。兵庫県の堀井隆善さんの七宝早生。兵庫県の仲野隆行さんのアリオン。


タマネギ部門の最優秀賞は、兵庫県の堀井隆善さんのトップゴールド305です。堀井隆善さんのトップゴールド305は葉付きのエシャロットとしての参加ですが、タマネギの玉部分だけの栄養価を調べ、葉の部分の栄養価は含まれていません。糖度は平均値をやや上回る程度ですが、抗酸化力の25.2は平均値の2.25倍。ビタミンCの29.3は平均値の3.36倍。食味については「サクサクと軽い食感で、タマネギらしい香りを強く感じ、辛味は薄めで後に残らず、強い甘味と旨味をしっかりと感じて美味しい。」と好評でした。


大根部門は参加数10件。うち7件がノミネートされました。

抗酸化力については、徳島県の元気農場(海陽町元気農業研究会)さんの三太郎の70.4が1位。 三重県の竹本博哉(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)さんの大根の41.1が2位。 岡山県の杉山千草さんの大根の34.7が3位。 愛媛県の大谷武久さんの耐病総太りが30.2で4位。

糖度については、三重県の竹本博哉(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)の大根が5.7で1位。 岡山県の㈱Full back(坂本浩士)さんの冬自慢が5.2で2位。 兵庫県の西垣健太郎さんの耐病総太りが5.0で3位。

ビタミンCについては、三重県の竹本博哉(ニューファーマーズBLOF生産者協議会)さんの大根が27.0で1位。 京都府の上村慎二さんの耐病総太りが19.9で2位。 徳島県の元気農場(海陽町元気農業研究会)さんの三太郎が19.4で3位。

硝酸イオンを低く抑えることができている方は3件。 香川県のミカタ(舟越芳行)さん(株式会社ティーアンドエスグループ)の耐病総太りが202で1位。 京都府の上村慎二さんの耐病総太りが255が2位。 兵庫県の西垣健太郎さんの耐病総太りが340で3位。硝酸イオンを500以下に抑えることができていたのはこの3件のみでした。

食味で最高の5の評価であったのは2件。京都府の上村慎二さんの耐病総太り。「瑞々しくシャキシャキとした歯切れの良い食感で食べやすく、噛む程に旨味を感じ、辛味もほんのりと感じて非常に美味しい。」 岡山県の㈱Full back(坂本浩士)さんの冬自慢。「瑞々しくシャキシャキかつコリコリとして歯応えの良い食感で、辛味は全くなく、まろやかな甘味が口に広がって美味しい。」

大根部門の最優秀賞は徳島県の海陽町元気農業研究会の元気農場の三太郎です。糖度は平均をわずかに上回っただけ、硝酸イオンも654と全体で5位ですが、抗酸化力は70.4と非常に高く。平均値の2.59倍。ビタミンCの19.4は平均値の1.35倍です。食味は「瑞々しくシャキシャキと歯応えのある食感で、辛い風味を感じ、まろやかな旨味があって美味しい。」と好評でした。


紅芯大根・赤大根部門の参加数は5件。うちノミネートは2件です。 

抗酸化力は兵庫県の末利公一の紅くるりの208が1位。 糖度は香川県のミカタ(舟越芳行)株式会社ティーアンドエスグループさんの紅芯大根が7.5が1位。 ビタミンCも香川県のミカタ(舟越芳行)さん(株式会社ティーアンドエスグループ)の紅芯大根が39.7が1位。 硝酸イオンが低いのは兵庫県の末利公一の紅芯大根が150が1位。 食味が最高の5の評価だったには、兵庫県の末利公一の紅くるりのみでした。

紅芯大根部門の最優秀賞は、兵庫県の末利公一さんの紅くるりです。抗酸化力の208は平均値の1.73倍。食味については「瑞々しくシャキシャキとした食べやすい食感で、辛味は控えめで、甘味と旨味があって美味しい。」と好評でした。


キャベツ部門の参加数は8件。うちノミネートは4件。
ノミネートされた4件は、すべて硝酸イオンが検出限界値の15.0で、食味の評価が最高の5でした。糖度は静岡県の川合肥料株式会社のあまだま(B)の9.8が1位。 抗酸化力は静岡県の川合肥料株式会社のあまだま(A)の41.9が1位。 ビタミンCは兵庫県の堀井隆善さんの金瑛の63.3が1位。


キャベツ部門の最優秀賞は、糖度が1位の静岡県の川合肥料株式会社のあまだま(B)です。糖度の9.8は平均値の1.25倍。抗酸化力は34.9は平均値の1.49倍。食味については、「水分がやや少なめの噛み応えのある食感で、あっさりとしたキャベツの風味を感じ、甘味と旨味がまろやかなバランスで非常に美味しい。」と好評でした。
ケール部門の参加数は7件。そのうちノミネートは6件。

抗酸化力について、愛知県の出口崇仁さんのカリーノケールロッソ(紫)の552で1位。 長野県ののらくら農場(萩原紀行)カリーノケールCG(緑)の430が2位。 山梨県の株式会社AOB慧央グループの紫ケールが412で3位。

糖度について、長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのカリーノケールCG(緑)で17.8が1位。 兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんの緑ケールで17.2が2位。同じく、兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんのカリーノケール(紫)で16.8が3位。 山梨県の株式会社AOB慧央グループさんの紫ケールで16.4が4位。同じく、山梨県の株式会社AOB慧央グループさんのグリーンケールで16.2が5位。 愛知県の出口崇仁さんのカリーノケールヴェルデ(緑)で16.1が6位。

ビタミンCについては、山梨県の株式会社AOB慧央グループの紫ケールで228が1位。同じく山梨県の株式会社AOB慧央グループの緑ケールで188が2位。 愛知県の出口崇仁のカリーノケールヴェルデ(緑)で186が3位。 同じく愛知県の出口崇仁のカリーノケールロッソ(紫)で175が4位。  長野県ののらくら農場(萩原紀行)のカリーノケールCG(緑)で152が5位。

食味については、山梨県の株式会社AOB慧央グループさんのの紫ケール「肉厚で食べ応えのある食感で、えぐみはなくフルーティな甘味と濃厚な旨味を感じて非常に美味しい」 愛知県の出口崇仁さんのカリーノケールヴェルデ(緑)「甘味が強く、水分が適度なジューシーな食感で食べやすく、ケールらしい香りも強く、葉に旨味を感じ、茎はとても甘味があってクセがなく食べやすくて非常に美味しい」同じく愛知県の出口崇仁さんのカリーノケールロッソ(赤)「やや水分が少なめの食感で、ほんのりとした甘味を感じ、ケールらしい風味と噛む程に旨味を感じて美味しい」 長野県ののらくら農場(萩原紀行)さんのカリーノケールCG(緑)「歯応えのある食感でやや口に残るが、茎部に強い甘味を感じ、後味にわずかにえぐみを感じるが、ケールらしい風味と相まって濃厚な味わいとなっており非常に美味しい」 兵庫県の池上義貴(炭育ち池上農園)さんの緑ケール「肉厚で歯ごたえのある食感で食べやすく、鼻に抜けるケールの風味が強く濃厚な旨味と同時にほんのりとした甘味もあり非常に美味しい」

ケール部門の最優秀賞は、長野県ののらくら農場(萩原紀行)カリーノケールCG(緑)です。緑色ケールは赤色、紫色のケールよりも栄養価は低くなる傾向がありますが、この緑色ケールは、赤色や紫色のケールに匹敵する高い栄養価になっています。糖度の17.8は平均値の1.16倍。抗酸化力の430は平均値の2.6倍。ビタミンCの152は平均値の1.2倍。硝酸イオンの50.0は、平均値の49分の1ととても低くなっています。 食味については「歯応えのある食感でやや口に残るが、茎部に強い甘味を感じ、後味にわずかにえぐみを感じるが、ケールらしい風味と相まって濃厚な味わいとなっており非常に美味しい」と好評でした。

パプリカ部門への参加は5件。そのうち3件がノミネートされました。
食味の評価が最高レベルの5であったものは3点。石川県の長屋弘智の赤パプリカ。「瑞々しくシャキシャキとした食感が良く、程良い肉厚感で食べ応えもあり、甘味とフルーティさを濃厚に感じて非常に美味しい。」 同じく石川県の長屋弘智の黄色パプリカ。「シャキシャキと食感が良く、濃厚な甘味とフルーティな風味を感じて、非常に美味しい。」 千葉県のトミーファーム(有限会社英公商事GAIA事業部)の赤パプリカ。「瑞々しくパリッとした食感で、風味もしっかりと感じ、甘味がとても強く、酸味と旨味も感じ、バランス良くて非常に美味しい。」


パプリカ部門は石川県の長屋農園(長屋弘智)さんの赤パプリカです。抗酸化力の301は平均値の1.78倍。赤と黄色では、黄色の方が栄養価、糖度ともにたかくなる傾向になります。赤色でこの抗酸化力はすばらしい。食味については「瑞々しくシャキシャキとした食感が良く、程良い肉厚感で食べ応えもあり、甘味とフルーティさを濃厚に感じて非常に美味しい。」と好評でした。

カブ部門の参加数は5件。ノミネートは2件。

抗酸化力については、新潟県の関根孝志さんのもものすけの57.5が1位。 千葉県の高橋由希(農業実践教室)さんのあやめ雪の42.8が2位。

糖度については、千葉県の高橋由希(農業実践教室)さんのあやめ雪の7.2が1位。 新潟県の関根孝志さんのもものすけの6.6が2位。

ビタミンCについては、千葉県の高橋由希(農業実践教室)さんのあやめ雪の31.1が1位。新潟県の関根孝志さんのもものすけの26.3が2位。

硝酸イオンを低く抑えれているものは、兵庫県の岩元清志さんのカブの検出限界値の15が1位。新潟県の関根孝志さんのもものすけの50.4が2位。 千葉県の高橋由希(農業実践教室)さんのあやめ雪の81.2が3位。

食味について最高レベルの5であった方は3件。兵庫県の岩元清志さんのカブ「シャキシャキと瑞々しい食感で旨味溢れるフルーティな果汁を感じて非常に美味しい。」 新潟県の関根孝志さんのもものすけ「コリコリと瑞々しく、やわらかい食感で、甘味と旨味のバランスがよく、すっきりとした優しい風味が鼻に抜けて水分も適度で非常に美味しい。」 千葉県の高橋由希(農業実践教室)さんのあやめ雪「シャキシャキとした食感で、カブの風味が口全体に広がり、濃い旨味と甘味があり、後味も良くて非常に美味しい。」

カブ部門の最優秀賞は、新潟県の関根孝志さんのもものすけです。糖度の6.6は平均値の1.17倍。抗酸化力の57.5は平均値の3倍。ビタミンCの26.5は平均値の1.38倍。硝酸イオンは11分の1の50.4。食味については「コリコリと瑞々しく、やわらかい食感で、甘味と旨味のバランスがよく、すっきりとした優しい風味が鼻に抜けて水分も適度で非常に美味しい。」と好評でした。


ノミネートされた5点は、すべて味の評価が最高レベルの5でした。 北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)のくり将軍は「ねっとりとした食感で、カボチャの風味を強く感じ、濃厚な甘味とほんのりとした旨味があって非常に美味しい」 北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)の特濃こふきは「水分が多めのさらりとした口当たりの良い食感で、濃い甘味と旨味があってまろやかなカボチャの風味を感じて非常に美味しい」 北海道の佐藤農場のぬくもりは「ホックリと滑らかな舌触りで、甘い香りとコクのある甘味、旨味を感じ、濃厚な南瓜の風味があって非常に美味しい」 愛媛県の二宮博のくじゅうくりEX(カネコ種苗)は「ホクホクとした食感で舌触りも滑らかで、鼻に抜けるカボチャの風味が口の中に広がり、濃厚な甘味と旨味があってコクがあり非常に美味しい」

抗酸化力については、北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)のくり将軍の26.4が1位。 同じく北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)の特濃こふきの23.4が2位。 

ビタミンCについては、北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)のくり将軍の49.4が1位。 同じく北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)の特濃こふきの40.9が2位。 

糖度については、北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)の特濃こふきの16.8が1位。  北海道の佐藤農場のぬくもりのの16.4が2位。

硝酸イオンについては、北海道の濱田敏史(ソラナファーム株式会社)のくり将軍と北海道の佐藤農場のぬくもりのが検出限界値の10.0ととても低く抑えられていました。

カボチャ部門の最優秀賞は北海道のソラナファーム株式会社の濱田敏史さんです。北海道のソラナファーム株式会社の濱田敏史さんはカボチャ部門で3連覇となります。糖度の14.8は平均値の1.15倍。抗酸化力の26.4は平均値の1.72倍。ビタミンCの49.4は平均値の1.96倍。食味の評価は「ねっとりとした食感で、カボチャの風味を強く感じ、濃厚な甘味とほんのりとした旨味があって非常に美味しい」と好評でした。

柑橘部門への参加数は4件。ノミネートは3件。

抗酸化力については、愛媛県の大谷武久さんの甘平の74.3が1位。 高知県の山口貴子さんの南柑20号の65.9が2位。 和歌山県の岩本治さんのゆら早生みかんの51.1が3位。

ビタミンCについては、愛媛県の大谷武久さんの甘平の48.2が1位。 高知県の山口貴子さんの南柑20号の36.4が2位。 和歌山県の岩本治さんのゆら早生みかんの32.1が3位。

食味の評価が最高のレベル5であったのは3件。愛媛県の大谷武久さんの甘平。「粒々感を感じる食べ応えのある食感で、みかんらしい風味が口の中に広がり、濃厚な甘味と酸味のバランスが良く味が濃くて非常に美味しい。」 高知県の山口貴子さんの南柑20号。「プチプチと果肉が弾けるような食感で、濃厚な甘味と酸味とが中和し合っていて、コクの深みを強調させており、ほろ苦いピールの風味も併さって非常に美味しい。」 和歌山県の岩本治さんのゆら早生みかん。「プチプチと果肉が弾けるような食感で、ピールの香りがよく、爽やかなみかんの風味がふわりと広がり、濃厚な甘味と酸味、コクのバランスが良くて非常に美味しい。」

柑橘部門の最優秀賞は、愛媛県の大谷武久さんの甘平です。抗酸化力の74.3は平均値の1.93倍。ビタミンCの48.2は平均値の1.41倍。食味についての評価は「粒々感を感じる食べ応えのある食感で、みかんらしい風味が口の中に広がり、濃厚な甘味と酸味のバランスが良く味が濃くて非常に美味しい。」と好評でした。
ブドウ部門への参加数は2件。ノミネートも2件です。


ブドウ部門の最優秀賞は茨城県の萩谷英之さんの伊豆錦です。抗酸化力の107は平均値の2.62倍。食味については「よく熟していて食感が良く、洋酒のような芳醇な香りがあり、濃厚な甘味が強く、併せてやや渋味も強めに感じられる」と好評でした。
レンコン部門は参加数4件。ノミネートは1件。

抗酸化力がとびぬけて高いものが2件あります。抗酸化力について、徳島県の松茂青果(田村健一)さんのロータスが271で1位。2位も徳島県の松茂青果(田村健一)さんのロータスで231。

レンコン部門の最優秀賞は徳島県の松茂青果の田村健一さんです。糖度は平均値よりやや低いですが、抗酸化力の271は平均値の1.54倍。ビタミンCの76.2は平均値の1.16倍。食味については「食感が非常に良くて食べ応えがあり、甘味と旨味が強く、味も濃く感じて非常に美味しい」と好評でした。松茂青果さんは今回でレンコン部門4連覇です。

水菜部門の参加数は3件。うちノミネートは1件。

抗酸化力がとても高いものが1件あります。

水菜部門の最優秀賞は大阪府ひらかた独歩ふぁーむ(大島哲平)さんの白茎千筋水菜です。糖度の5.4は平均値の1.54倍。抗酸化力の101は平均値の1.74倍。ビタミンCの70.9は平均値の1.65倍。硝酸イオンは63.5ととても低く抑えられています。平均値の81分の1です。食味の評価は「水菜らしい適度な青味と同時に非常に強い旨味を感じ、水菜の風味も強く感じて非常に美味しい」と好評でした。
茶葉部門の参加数は3件。うちノミネートは1件。

抗酸化力が非常に高いものがあります。

茶葉部門の最優秀賞は静岡県の株式会社冨士園の緑茶紅富貴です。紅富貴はもともと紅茶の茶葉ですが、13年ほどに静岡の農業試験場が花粉症を緩和する効果があるということがわかり、以来、緑茶としての人気も高いということです。抗酸化力の35600は、平均値の1.52倍。ビタミンCの498は平均値の1.58倍。硝酸イオンも20.5とかなり低く抑えらえています。食味については「青々とした香りで、深みのある渋みがあり、旨味が後を引いて口に残り、芳醇で濃厚な味わい。」と好評でした。
リンゴ部門の参加数は3件。ノミネートは1件です。

栄養価コンテストにハイレベルのものが集まることによって年々平均値が高くなっていっています。このリンゴ部門も平均値が高すぎるのかもしれません。平均値を超えられのは1件のみでした。


リンゴ部門の最優秀賞は、斎藤りんご農園の斎藤政廣さんのフジです。抗酸化力の60.8は平均値の1.28倍。糖度は平均値をやや上回るという程度でしたが、これは完熟の蜜入りリンゴになっているためと思われます。リンゴの蜜は糖度としては数字化されにくい成分のためです。食味については「瑞々しくシャキシャキとした食感で、蜜が多く果汁が溢れて、フルーティな風味と強い甘味を感じ酸味とのバランスが良く、後味はすっきりとしていて非常に美味しい。」と好評でした。
丹波黒枝豆部門の参加数は10件。ノミネートはなしです。

抗酸化力について、兵庫県朝来市の株式会社村上ファームさんのが217で1位。兵庫県丹波市の神田昌洋さんが199で2位。

糖度のついては兵庫県丹波市の黒瀬啓介の27.1が1位。

ビタミンCについては、岡山県勝央町の神田昌洋さんが33.8で1位。

食味の評価で最高ランクの5を得たのは1件だけ。「実が大きく食べ応えがあり、ほんのりとした甘味があり、まろやかな豆の風味と共にコクも感じて非常に美味しい」

残念ながら今年は平均値を突破できる好成績のものが少なかったです。
ネギ部門には10件の参加がありました。しかし、ノミネートはありません。


抗酸化力が平均値を超えたのは、石川県の長屋弘智さんのみなもと1本白ねぎで8.0だけでした。2位は徳島県の野畑富愛(海陽町元気農業研究会)さんの黒鉄2号で5.8でした。


白菜部門は参加数4件。うちノミネートは3件です。

ノミネートされた3点は、すべて味の評価が最高レベルの5でした。 岡山県の(株)Full back(坂本浩士)さんの松島新2号の味の評価は「瑞々しくシャキシャキと食感良くて、濃厚な甘味・旨味があり、えぐみなくすっきりとした後味で食べやすく、非常に美味しい」 兵庫県の山田恭平さんの黄作50の食味の評価は「瑞々しくシャキシャキと食感良くて、濃厚な甘味・旨味があり、えぐみなくすっきりとした後味で食べやすく、非常に美味しい。」 兵庫県の岩元清志さんのほまれの極みの食味の評価は「瑞々しくシャキシャキとした食感で甘味・旨味があって、後味が爽やかで非常に美味しい。」


白菜部門は最優秀賞はなしで、岡山県の株式会社Full back(坂本浩士)さんの松島新2号に優秀賞です。糖度の5.3は平均値の1.15倍。抗酸化力の44.6は平均値の1.64倍。ビタミンシャキシャキかつザクザクとした歯応えのある食感で、甘味が強くまろやかな味わいで水分は適度で食べやすく、白菜の風味を濃厚に感じて非常に美味しいCの35.5は平均値の2.48倍。非常によい成績ですが、硝酸イオンが高過ぎます。コンテストの白菜の硝酸イオンの平均値が低すぎるのかもしれません。2220ならば、一般流通品の硝酸イオンの値と同じくらいかもしれません。食味については「シャキシャキかつザクザクとした歯応えのある食感で、甘味が強くまろやかな味わいで水分は適度で食べやすく、白菜の風味を濃厚に感じて非常に美味しい」と好評でした。

広島県の戸山の郷中王の10月24日到着の味来。同じく広島県の農事組合法人戸山の郷中王さんの8月3日到着の味来。兵庫県の仲野隆行さんの8月2日到着のPSX1731。この3点はすべてが味の評価で最高レベルの5でした。

広島県の戸山の郷中王の10月24日到着の味来の食味は「瑞々しく、皮残りの無い良い食感で、くどくないさっぱりとした甘味を濃厚に感じ、非常に美味しい。」 8月3日到着の味来の食味は「食感が良く、果肉一粒一粒から甘味が溢れ、フルーティな香りとコクが口に広がり、後味まで優しい風味が残って非常に美味しい。」 兵庫県の仲野隆行さんの8月2日到着のPSX1731の食味は「シャキシャキと歯切れ良い食感で、甘くジューシーな果汁が溢れ、トウモロコシの風味が爽やかで、深みのあるコクも感じられて非常に美味しい。」

抗酸化力は50.1の広島県の戸山の郷中王の10月24日到着の味来が1位。 糖度も19.3で広島県の戸山の郷中王の10月24日到着の味来が1位。ビタミンCは12.9で兵庫県の仲野隆行さんの8月2日到着のPSX1731が1位。非常に近差でせっています。

スイートコーン部門はどれも良い結果なので、あえて最優秀賞はなしです。しかし、あえて一点を選ぶならば広島県の農事組合法人戸山の郷中王(石井裕二)さんの10月24日着の味来90に優秀賞です。糖度の19.3は平均値の1.19倍。抗酸化力の50.1は平均値の1.16倍。食味については「瑞々しく、皮残りの無い良い食感で、くどくないさっぱりとした甘味を濃厚に感じ、非常に美味しい。」と好評でした。
山芋部門は参加数2件。そのすべてがノミネートとなりました。

硝酸イオンを32.7ときっちり抑えている鹿児島県の池田吉光さんのハリイモ。ビタミンCも18.7と高いです。他方、兵庫県の田中泰さんの丹波イモは、抗酸化力は27.3。糖度は6.7と良い成績です。

山芋部門は最優秀賞はなしです。兵庫県の田中泰さんの丹波イモに優秀賞です。糖度の6.7は平均値の1.48倍。抗酸化力の27.3は平均値の1.6倍。ビタミンCの13.0は平均値の1.78倍。しかしながら、硝酸イオンの値がやや高めなので、優秀賞としました。食味の評価は「粘り気が非常に強く、口の中にねっとりと広がりながらもシャキシャキとした歯切れの良い食感で、噛む程にほんのりとした旨味を感じ、あっさりとした味わいで美味しい」と好評でした。


春菊部門は最優秀賞はなく。山梨県の株式会社AOB慧央グループさんのきわめ中葉に優秀賞です。糖度の8.6は平均値の1.53倍。ビタミンCの44.9は平均値の1.54倍。とても良い成績でした。残念ながら、抗酸化力は平均をわずかに超える程度で、硝酸イオンの値も大きいため、最優秀ではなく優秀賞です。食味については「春菊の香り良く、フルーティな風味もあり、甘味と旨味のバランスが良くて全体的に味が濃く、えぐみや青味はなくて食べやすく、非常に美味しい。」と好評でした。



ビーツ部門は最優秀賞はなく。愛媛県のVegフルや(古谷栄樹)さんのデトロイト・ダークレッドに優秀賞です。糖度の15.3は平均値の1.22倍。抗酸化力の323は平均値の1.26倍。ビタミンCの65.9は1.29倍。非常に良い成績です。残念ながら硝酸イオンを低く抑えることができていません。よって優秀賞としました。食味については「コリコリとした食感で、濃厚な甘味と旨味がじわじわと口に広がって非常に美味しい。」と好評でした。
参加が1点だけの作物の中で、特に成績がよかったものを5つについて優秀賞を送ります。


高知県の猪谷保豊さんのユズに優秀賞です。抗酸化力の77.7は平均値の2.49倍。ビタミンCの51.3は平均値の1.39倍。食味の評価は「まろやかなゆずの香りが非常に良く、強めの酸味とほろ苦い風味が爽やかで、サッパリとしていて非常に美味しい。」と好評でした。


新潟県のフルーツ童夢やまだ農園さんの西洋梨(ルレクチェ)。糖度の17.1は平均値の1.21倍。抗酸化力の30.6は平均値の2.06倍。食味の評価は「しっかりと堅さはあるものの口の中でとろけるような食感で、甘味が強く、芳醇な香りが口に広がり非常に美味しい。」と好評でした。


兵庫県のワタミファーム丹波農場さんの黒ニンニクに優秀賞です。抗酸化力の858は、平均値の1.99倍。ビタミンCの57.6は平均値の1.28倍。食味については「熟成された芳醇な香りで、しっとりとやわらかく、フルーティな酸味と、まろやかでコクのある甘味がバランス良く感じられて非常に美味しい。」と好評でした。

茨城県の株式会社樫村ふぁーむさん(【株】ティーアンドエスグループ)のモロヘイヤに優秀賞です。糖度の8.7は平均値の1.47倍。抗酸化力の431は平均値の1.88倍。ビタミンCの114は平均値の1.57倍。硝酸イオンは検出限界値の5.0ととてもよい成績でした。食味については「食べ応えのあるしっかりとした食感で、とろりとした粘り気があり、旨味を感じる一方クセがなく食べやすくて非常に美味しい。」と好評でした。

大阪府の岸田崇(岸田の畑)さんのベビーリーフに優秀賞です。糖度の10.7は平均値の2.1倍。抗酸化力の161は平均値の1.98倍。ビタミンCの2.21倍。硝酸イオンは検出限界値の20.0と、全体を通じて非常に良い成績でした。食味については「葉の一つ一つがしっかりとしていて色も鮮度も良くて、シャキシャキとしていて肉厚の食べ応えのある食感で、それぞれの味がはっきりとしていて非常に美味しい。」と好評でした。

さて、2020年のグランプリは…


この8件の中で、ひとつ選ぶとすると、どのチャートが良いでしょうか?赤色の成績が、緑の平均値を内側に小さく小さく押し込んでいるのは、どれでしょうか?
右上の小松菜の岐阜県のありがとうファームの雲英顕一さん。


この8件の中で、どれかひとつを選ぶとするとどれでしょうか?
左下のケールの長野県ののらくら農場の萩原紀行さん。


この8件の中で、どれかひとつを選ぶとするとどれでしょうか?
中央下の水菜の大阪府のひらかた独歩ふぁーむの大島哲平さん。

さて、3つにしぼられました。どのチャートも、緑の平均値を赤色の検体の栄養価が小さく、小さく内側に押し込んでします。さて、この中から、ひとつを選ぶことになります。


2020年のグランプリは、小松菜の岐阜県のありがとうファーム雲英顕一さんです。
おめでとうございます。